プロ野球ファンなら、トレードが発表されるとワクワクしますよね。
どんな選手が来てくれるのか、贔屓のチームで活躍してくれるのか、ついつい気になってしまいます。
ちなみにプロ野球のトレードは、どのように成立するかご存知でしょうか。
プロ野球をよく見てる方なら、ご存知の方も多いかと思いますが、そもそも、「トレード」とは、FAや自由契約、ポスティングシステム以外の方法で、選手の球団間での移籍もしくは交換です。
戦力補強の意味合いが強いため、すぐに一軍で活躍してくれる即戦力候補の選手がよくトレードされます。
トレードの候補となる選手で多いパターンは、別の選手がレギュラーを確保したためにベンチに追いやられた元レギュラーか、実績十分にも関わらず起用法などの球団の事情で、現状干されている選手などです。
もちろん駆け引きなどもあります。
補強に切羽詰まっている球団の場合は、多少の不平等にも応じることもあるそうです。
特に捕手やクローザーなど育成に時間がかかり、替えが利きにくい選手が不足している球団は、よくトレードを持ちかけられるそうです。
トレードといっても、必ずしも選手同士の交換になるわけではありません。
金銭トレードというのもあります。
相手先の球団にトレードで獲得したい選手と同レベルの選手がいない場合に、金銭トレードが行われることが多いのです。
金額は非公開ですが、大体の場合、獲得選手の年俸分の金額を支払うそうです。
そして、選手の能力の差が大きい場合には、金銭+選手となることもあります。
トレードは球団同士の需要と供給によって成り立ちます。
ちなみに誰がどのようにトレードを進めていくのかご存知でしょうか。
トレードがどのように進められるかは、時代やリーグによって異なります。
メジャー球団の場合、GMが主導になって行うことが多いようですが、
NPBでは監督が球団フロントに強く要望をするか、
編成部が現有戦力やチームとしての弱点をあぶり出し、監督を説得しトレードを進めていくことが多いようです。
プロ野球の運営の裏側などを知って観戦すると、より楽しめるかもしれませんね。