最近よく聞かれる、「まん延防止等重点措置」略して「まん防」
「まんぼう」と聞くと、その言葉の響きから、緊急性や真面目さが薄れている気がするが…
そもそも今まで発令されていた「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」は何が違うのでしょうか?
結論はこうである。
「緊急事態宣言」は都道府県単位で出されるが、「まん延防止等重点措置(まんぼう)」は、都道府県の知事が、感染拡大が起こった地域(市区町村など特定の地域)で、集中的重点的に対策をするために、時短営業などを要請・命令することができるものである。
一例として、大阪府は、市外の飲食店にも営業時間を午後9時まで時短営業を要請し、くわえて、マスクを着用しない客の入店拒否・退店を義務化する方針である。
さらに、対象となる約6万店を見回り、適切な感染防止策が講じられているかを個別にチェックするという。
また、今まで時短営業に協力をした飲食店などに一律で協力金を支給してきたが、これを事業規模に変更する予定。
支給額は1店舗あたり1日4万円から10万円になる見込みだ。
また、大阪府の吉村洋文知事は10日夜に出演した民放のテレビ番組で、「まん延防止等重点措置」の効果が見られなかった場合は、再度、緊急事態宣言を発令するとも発言した。
大阪府では2月末に緊急事態宣言が解除されたばかり。
「まん延防止等重点措置(まんぼう)」によって、一日でも早く今まで通りの日常が取り戻されることを願うばかりである。