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カンボジア詐欺疑惑で消息不明!海外闇バイトの実態と巻き込まれない方法

はじめに:カンボジアのコールセンター詐欺疑惑と消息不明の問題
2025年5月28日、Xユーザーの
@tweetsoku1
が、カンボジアのコールセンターで月収50万円をうたう詐欺疑惑と、そこで消息を絶った日本人の息子について投稿しました(X post)。この問題は、海外での「闇バイト」に関連する詐欺疑惑として注目されています。なぜこのような問題が起こるのか、似たような事例を紹介し、巻き込まれないための方法を解説します。
 
事件の詳細:行方不明の20代男性
2025年2月上旬、20代の日本人男性が「カンボジアのコールセンターで稼げる」と友人に言い残し、成田空港から出国しました。その後、家族との連絡が取れなくなり、現在も行方不明の状態です。警視庁は、この男性がカンボジアで特殊詐欺グループに加わっている可能性があるとみて、情報収集を続けています(livedoornews)。
Xの反応では、「どう考えても海外拠点の振り込み詐欺だな」(X post)、「パスポートも取り上げられているし、見張りもいるから逃げる事は出来ない」(X post)と、詐欺や人身売買の可能性が指摘されています。
背景:なぜこのような問題が起こるのか
この事件が起きた背景には、以下のような要因があります。
  • 高収入をうたう闇バイトカンボジアミャンマーなどで「月収50万円」などの高収入をうたう求人が増えています。しかし、これらは詐欺の電話をかける仕事(振り込み詐欺など)であることが多く、犯罪に巻き込まれるリスクが高いです(FRANCE 24)。
  • カンボジアの状況カンボジアシアヌークビルでは、オンライン詐欺や電話詐欺が問題となっています。2023年4月、19人の日本人男性が電話詐欺に関与した疑いでカンボジアから日本に強制送還されました(Al Jazeera)。
  • 人身売買のリスクカンボジアミャンマーでは、中国系の犯罪組織が関与し、人身売買が行われているケースが報告されています。労働者はパスポートを取り上げられ、過酷な環境で働かされることがあります(BBC)。
  • 経済的困窮が背景:日本では、経済的に厳しい状況にある若者が高収入を求めてこうした求人に応募することがあります。カンボジアの平均月収は約2万円(2023年時点)と低いため、「月収50万円」は現実的ではないと指摘されています(World Bank)。
似たような事例:海外での詐欺被害
カンボジア以外でも、似たような事例が報告されています。
  • ミャンマーでの詐欺被害:2024年10月、FRANCE 24がミャンマー国境近くのサイバースキャム拠点を報じました。労働者は中国系マフィアに騙されて働き、拷問や食料の制限、性的虐待の脅迫を受けていました(FRANCE 24)。
  • フィリピンでの特殊詐欺:2023年2月、フィリピンで特殊詐欺グループが摘発され、日本人36人が逮捕されました。彼らは「高収入」をうたう求人に応募し、詐欺電話をかける仕事をさせられていました(NHK)。
  • タイでの人身売買:2023年8月、タイで「オンラインカジノ運営」の仕事に応募した日本人が、人身売買被害に遭いました。パスポートを奪われ、過酷な労働を強いられたケースが報告されています(Japan Times)。
問題点:海外闇バイトの深刻な影響
このような詐欺や闇バイトがもたらす問題を整理します。
  • 犯罪への関与:詐欺電話をかける仕事は犯罪行為です。摘発されれば逮捕され、日本に強制送還される可能性があります(Al Jazeera)。
  • 人身売買と過酷な環境:パスポートを取り上げられ、自由を奪われるケースが多発。過労死や臓器売買のリスクも指摘されています(BBC)。
  • 家族への影響:消息不明になることで、家族が精神的な苦痛を負います。今回のケースでは、両親が息子の安否を心配し、声を上げています(X post)。
巻き込まれない方法:注意すべきポイント
海外での闇バイトや詐欺に巻き込まれないためには、以下のような方法があります。
  • 高収入の求人に注意カンボジアの平均月収は約2万円(2023年時点)なのに、「月収50万円」など高すぎる報酬をうたう求人は疑いましょう(World Bank)。
  • 求人元の信頼性を確認:求人元の会社名や所在地を調べ、信頼できる企業か確認しましょう。怪しい場合は、外務省や大使館のウェブサイトで情報をチェックしてください(外務省)。
  • 事前に現地の情報を調べるカンボジアミャンマーでの詐欺被害が多発していることは、ニュースで報じられています。渡航前に現地の治安や詐欺情報を確認しましょう(外務省)。
  • 即決しない・人に相談する:「すぐに来てほしい」「今すぐお金を払えば仕事がもらえる」などの急かす求人は詐欺の可能性が高いです。家族や友人に相談し、冷静に判断しましょう(X post)。
  • パスポートは自分で管理:海外で仕事をする場合、パスポートは絶対に他人に渡さないようにしましょう。パスポートを取り上げられたら、自由を奪われるリスクがあります(BBC)。
結論と展望
カンボジアでの詐欺被害は、多くの日本人を巻き込み、深刻な問題となっています。高収入を求めて海外に渡航する際は、十分な注意が必要です。求人情報を信じる前に、背景を調べ、家族や友人と相談することが重要です。
表:カンボジアでの詐欺被害の事例
年月
事例内容
影響
2023年4月
19人の日本人男性が電話詐欺容疑で強制送還
逮捕・送還
2023年11月
25人の日本人男性がオンライン詐欺容疑で送還
逮捕・送還
2024年11月
4人の日本人男性が特殊詐欺でフィリピンで逮捕
被害総額約10億円
2025年2月
20代男性が消息不明、特殊詐欺グループの可能性
家族との連絡途絶、警視庁が調査中

主要引用