気持ちよくドライブしているとまれに遭遇する渋滞。
嫌ですよね…
工事や事故によるものであれば、まだ納得もできるのですが、実は先頭になにも起きていないにも関わらず渋滞が起きることもよくあります。
実は渋滞の大半は、交通量がかなり多い状態で、下り坂から上り坂に差しかかる「サグ部」でおこります。
「サグ」とは日本語で「たわみ」を意味し、下り坂から上り坂にさしかかる凹んだ場所のことを指します。
「サグ部」では、とても微妙に登り坂へ移行するため、ドライバーが気付かないうちにスピードが落ちてしまい、その後ろの車が車間距離を気にして無意識にブレーキを踏んでしまいます。
このような状態が後続の車にどんどん連鎖していくことで渋滞が起こります。
この結果、なにも工事や事故でもないのに、なぜか渋滞になる。という現象がおきてしまうのです。
またこういった「サグ部」だけではなくトンネルでも、急に暗くなったり、何となく圧迫感を感じてドライバーがブレーキを踏んでしまい渋滞になることもあります。
こういった渋滞を防ぐには、ドライバーひとりひとりの心がけが重要です。
ゆるやかな登り坂になっていると気づいたらアクセルを踏んで、減速しないように注意して運転する。
メーターをこまめにチェックして、車間距離の関係で速度を落とさないといけない状況になったとしても、アクセルを踏める状況になったときに速度回復をすれば、渋滞が起こりにくくなります。
こういった一人ひとりの心がけがスムーズな交通状況を作り出すのです。