謎な広場 A☆SQUARE

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【どきどきのクラス分け】クラス分けの基準は意外とシビアなんです。

学校行事で最もどきどきする行事は、「クラス替え」ではないでしょうか。

私自身も友達と同じクラスになれるか、好きな人と同じクラスになれるかドキドキしたものです。

では、どきどきの「クラス替え」はどのような基準で決められているのか。

もちろん誰かが適当に決めているわけではありません。

どんな基準でクラス分けがされているか皆様はご存知でしょうか?

今回は気になるクラス分けの基準をまとめてみました。

 

①過去にトラブルがあったなど、相性の悪い保護者や子ども同士が同じクラスにならないように配慮

子ども同士や親同士で、過去にいじめなど大きなトラブルがなかったか。

もし大きなトラブルがあれば、その子ども同士が同じクラスにならない方が良いのは言うまでもありません。

 

そこで、学年の先生の経験などを参考に、クラスが被らないほうがよいと思われる組み合わせを考慮していきます。

多くの学校では、その学年であった大きなトラブルや親からの訴えなどを記録しておくデータなどがあるそうです。

そのデータを参考にしながら、まずは組み合わせを避けるべき子ども同士を別々のクラスに振り分けします。

 

そして言うまでもないですが、親が担任の先生に「あの子とは同じクラスにしないで」と言っても全てが通るわけではありません。

もちろん全ての要望を叶える事はできませんし、もしその要望が通ったとしてもSNSに書き込んだり、他のPTAに喋ったりすることは控えましょう。

クラス替えに関する要望が学校に大量に来ると、対応をしなければならない学校に迷惑をかける事になります。

また「不公平だ」「ずるい」などの声が多数出ると、本当に配慮すべき子ども同士の組み合わせの考慮にも悪影響がでることになりかねません。 

 

②学力の成績が高い子どもと低い子どもを均等に配置する ※学校の方針による

クラスごとの授業の進度にバラツキがないよう、学力の成績の高い子どもたちと低い子どもたちが偏ることなく均等になるようにします。

総合的に学力が反映される学年のまとめテストなどにもとづき、クラス内で男女別の順番を付け、それらを新しいクラスで並べていきます。 

具体的な方法としては、各クラスで成績が1番の子どもから順番にずらしていくというやり方が一般的です。

 

ただ、学校によっては学習への理解度でクラスをわける『習熟度別クラス編成』をとっているところもあります。

習熟度別クラス編成の最大のメリットは、それぞれの子どもたちのレベルに合った指導ができることです。

学力の高い子どもたちを集めたクラスでは、早いペースで授業を進める事ができ、授業内容をどんどん先取りしたり、よりレベルの高い発展的な授業を行うことができます。

また逆に学力の低い子どもたちを集めたクラスは、授業内容がわかっていないにも関わらず、どんどん授業が先に進むような生徒の『置いてぼり状態』が起こりにくいのです。

その結果、学校全体の学力の底上げができる事が、習熟度別クラス編成の大きなメリットです。

 

③リーダーシップがある子を各クラスに一人配置する

学級委員や生徒会役員として活躍してくれそうな資質をもった子どもを、クラスに一人配置する事が多いです。

具体的には、相手によって態度を変える事なく、クラスメイトから信頼され、何か決め事をする時にクラス全体を引っ張ることができる主体性を持った子どもです。

最初から完成されたリーダーがいる事はまれですが、リーダーの資質をもった子どもはちょくちょくいるそうです。

クラスにスーパーリーダーが一人育つと、クラスで大きなトラブルやいじめが起こりにくいそうですよ。

 

④特別な配慮が必要な子どもたちを偏りが無いように配置する

いじめを起こしたり、過去に万引きなどをした子、授業中に立ち歩いたりなど発達障害があると疑われる子、不登校な子など、特別な配慮を要する子どもを、偏りが無いように分散し配置します。

特定の担任に負担が行き過ぎないようにするためです。

 

⑤ピアノを弾ける子をそれぞれのクラスに一人配置する

多くの学校では、合唱コンクールが開催されます。

その場合、各クラスに最低1人はピアノが弾ける子がいないと困ることになります。

クラス分け会議で配布される生徒名簿にも、ピアノが弾ける子の名前横の備考欄には「ピアノ」って書いてありるようです。

 

⑥運動ができる子を分散させて配置する

運動が出来る子、苦手な子をバランスよく各クラスに配置させます。

極端に偏りが出てしまうと、運動会や体育祭が白けてしまいかねません。

でもこの配慮は正直なところ、あまり優先度が高くないようです。

 

いかがでしょうか。

クラス分けで考慮される事が多い6つの項目をまとめてみました。

もちろん学校によってクラス分けの基準は違います。

この6つ全てを考慮しているわけではない学校もありますし、またここには紹介していない別の基準でクラス分けをしている学校もあります。

いずれにせよ、皆様の学校生活が素敵なものになりますように!!

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