皆様は『頭がいい人』という言葉に、どんな人を連想しますか?
「頭がいい人はどんな人ですか?」と様々な人に質問をしてみると、「生まれもった才能が優れている人」「自分で考える力がある人」とか「記憶力が優れている人」とか「頭の回転が速い人」とか、色々な回答が出てくるはずです。
そして、そのどれもが間違っているわけでは無いですね。
様々な『頭のいい人』がいますが、今回は仕事ができるという意味で『頭のいい人』の特徴を5つまとめてみました。
この5つの特徴をもった『頭のいい人』が上司や同僚にいてくれると、とても仕事がやりやすく、はかどること間違いなしです。
1 論理的で常に冷静な人
熱い気持ちで仕事に向き合うことは、もちろん大切です。
しかし興奮するあまり感情的になりすぎると、自分を見失い自分の感情に振り回されます。
そうなってしまうと、正確な状況判断や物事を筋道立てて考えるのが難しくなります。
どんな人でも自分の調子が良い時や、自分の機嫌が良い時に、冷静な状況判断をすることは簡単です。
論理的で常に冷静な人は、ピンチの時にこそ真価を特に発揮します。
あなたがもしリーダーで『仕事ができる、頭のいい人』と思われたいのであれば、ピンチの時こそ、自制心を持ち冷静でいるように心がけましょう。
その方が課題や問題に対し最短距離でゴールにアプローチできるからです。
その結果、素早く問題を解決する事ができ、会社やチームをピンチから救出できます。
会社やチームのピンチを冷静に解決する場面が増えれば、あなたの評価は、困難にぶち当たったとしても、うまくチームをまとめ的確に解決できる「頭のいい人」だと認識されるでしょう。
結果的に同僚や部下があなたに付いてくる様になり、あなたの会社での影響力が増して、ますます仕事がしやすい環境になるでしょう。
2 完璧主義に拘らず、うまく手を抜く事ができる人
真面目で完璧主義だからといって『仕事ができる』とは限りません。
むしろ完璧主義すぎる人は、いわゆる『要領の悪い、仕事ができない人』が多いのです。
なぜなら細部に拘りすぎて、あまり重要ではない部分に時間や体力をつかい、本当に重要な事柄を見落としたり、重要な場面で時間を十分に使えなくなりがちだからです。
また完璧主義な人は、チームメイトや同僚にも『完璧』を求める傾向にあり、その結果人間関係に軋轢を生むこともあります。
『仕事を完璧に仕上げたい。もしくは仕上げをさせたい。』という拘りは、状況によっては単なるエゴにしかならない場合があります。
逆に本当に頭がいい人は、手を抜いていい場面を理解しており、上手に要領よくサボるのも上手なものです。
常に全力投球をしていると、ここぞという場面でスタミナ切れを起こします。
どうでもいい場面、重要ではない部分は70%程度で抑え余力を蓄え、重要な部分やここぞという場面で120%の全力投球をしましょう。
何事もメリハリや緩急はとても大事です。
もしあなたが完璧主義すぎると思い当たる節があるのであれば、仕事や業務に手を付ける前に、優先順位をつけてから仕事をすることをオススメします。
また時間を決めて業務をするという心がけも役に立つでしょう。
時間内でできる限りの精一杯のクオリティーを出す。この心がけをするだけで、思っていた以上の時間を使いすぎるという事はなくなるはずです。
また上手に手を抜くことができる人は、遊び上手で異性にモテるとも言われてます。
仕事もプライベートもここぞという場面で、ギアをあげて全力投球できる人を目指しましょう。
3 褒め上手でチーム力を底上げできる人
仕事ができる人は、チームメイトや部下のモチベーションの大切さを理解しています。
いくら頭の回転が速く仕事が出来ても、コミュニケーションが下手で、同僚やチームメイトの士気を下げる人は、頭がいい人や仕事のできる人とは言えません。
それが管理職や役職のある立場の人ならなおさらで、ただの残念な上司です。
なぜならチーム力を上げて、仕事の成果を最大限あげるということまで考えが及んでいないからです。
同僚やチームメイトを褒めることは、褒められた人をよりポジティブな思考や行動に導くことがわかっています。
また人を褒めるためには、褒める人をよく観察していないとできません。
よく素性もわからない初対面の人を褒めることなんてできませんよね。
褒め上手な人は、同僚や部下の些細な変化などにも気づくことができます。
その結果、仕事の不満など離職につながるリスクを早期に解消できたりなど、さまざまな副産物もあります。
どう伝えたら相手が自分の意図する方へ動いてくれるか、よりよいパフォーマンスをあげてくれるのか。
『頭のいい仕事ができる人』は、それを知っているからこそ、積極的に他人を褒めるのです。
4 知らない事を他人に聞くことができる人
知らない事は恥ずかしいこと。そう考える人は多いです。
「知らない」「分からない」と言うことを素直に誰かに打ち明けられる人は意外と少ないのではないのでしょうか?
知らないことを素直に聞くことができないのは、無駄な高いプライドがあるためです。
何でも知っている完璧な上司でありたい。そんな事も知らなかったと思われるのが怖い。理由は様々だと思いますが、これこそ『無駄』なプライドです。
それに知ったかぶりは意外と相手に見抜かれてるものです。
わざわざ指摘はしてこないでしょうが…
知らないことを知ったかぶりをして、その場を適当にやり過ごすよりも、相手が部下であろうが新人であろうが、知らないことを知っている人に質問をして知識を蓄えることができる。
知らないという事をきちんと表現でき、知っている人に質問できることが結果的に本当に頭のいい人・仕事ができる人になることに繋がります。
「知らないので教えて下さい。」勇気を出してこの一言を伝えられれば、相手はきっといろいろなことを教えてくれるはず。
プライドが邪魔をして知ったかぶりをしてしまう人が多い一方で、頭のいい人はたくさんの知識を吸収していきます。
5 スキがあり人間味のある人
何でもできて完璧な人と、少しダメな一面もある人。
どちらの方が親しみやすいでしょうか。
きっと後者ですよね。
何でもできて常に正しい完璧超人。住む世界が違うように思えて、ちょっと近寄りがたいですよね。
本当に頭のいい人は、相手の懐にうまく入っていくためにスキを見せるのも上手。
人間味のある人って素敵ですよね。
いかがでしょうか。
今回は、『本当に仕事ができる頭のいい人』について5つまとめてみました。
もし自分が当てはまらないと思ったとしても、決して落ち込む必要はありません。
もしあなたが仕事ができる人になりたいのであれば、これらの特徴を少しずつ目指していけばいいのです。
これらの特徴を揃えている人たちも、きっと最初から出来ていたわけではないはずです。
自分には何が足りていないか。その事を自覚することさえできれば、あなたが仕事ができるに人になるのはもう目の前です。